2016/09/08

さまよえるインターン、中川

こんにちは!
アムネスティでインターンをしている中川です。
アムネスティでのインターンも、残り一ヶ月ほどを切ってまいりました。
今日はインターンをしている中で感じたこと、そして中川がこれから予定するちょっとした挑戦をお話しします。

その1、日本でのアムネスティの知名度の低さ

……といっても私自身、インターンに募集する一週間前に初めてアムネスティを知ったのですが。
アムネスティを知っている人でも、教科書でちらっと名前見たくらい、何しているかはよく知らん。という人が多いように感じます。さらに言えば、日本国内でのNGONPOの存在感が薄いような気がします。そして「人権」という概念自体に対する意識も日本ではあまりないのかな、と思います。
アムネスティの知名度を上げるために何ができるか、そして日本国内でのNGONPOのあり方とはなんなのか、あと一ヶ月で答えが出るとは思えませんが、インターンを辞めたあとも考えていきます。


その2、苦しむ人々を本当に救うには何をするべきなのか?

インターンをしていて、毎日世界各国のたくさんの人権問題を知ります。
人権問題で苦しむ人々の力に少しでもなれば……と活動しているのですが、時折本当にこれが力になるんだろうか、と疑問を感じます
日本で毎日安全、安心、豊かな生活を過ごしている自分と、世界の人権問題とのギャップもとても感じます。
偶然にも日本で生まれた私が、苦しむ人々のために何をするのが一番力になれるのか。問題を解決するにはお金も時間もかかります。この無限ではないお金と時間をどういう風に使えば一番問題解決につながるのか。答えを出すにはだいぶ時間がかかりそうです。



その3、日本にも問題はたくさん。

国によって内包する問題はそれぞれ違いますが、私たちが住むここ日本にも問題は多くあります。
例えば、ワーキングプア、その子供の貧困、そこからくる教育格差………豊かな国だと言われる日本だからこそ存在する問題はまだまだたくさんありそうです。



まだまだ考えていることはたくさんありますが、今日はここまで。
考えることが多すぎて、頭の中がごちゃごちゃしている中川ですが、とりあえず9月のはじめから一週間ほどタイに行き、自分の考えを深めたいと思います。初めての一人旅です!
(なんでタイ?ということはまた次回お伝え致します~)
現地のアムネスティの職員の方にもインタビューできるかも!?というチャンスを頂きました。ブログでもお伝えしますのでお楽しみに!




2016/08/31

インターンを終えて ~ここでの経験を「次」につなげる~

こんにちは。インターンの山口です。
つい最近始めたと思ったら、あっという間に半年が過ぎて、インターンを卒業するときになりました。

昨年、公務員試験の面接で不合格となり、途方に暮れていたとき、「何か新しいことに挑戦して、新たな自分を発見したい」という想いで、始めたのがアムネスティ日本のインターンです。

「自分は何をしたいのか。何ができるのか。何にやりがいを感じるのか。」

この問いへの答えを探し求めながら、アムネスティでは、日々、世界中の人権問題に関する情報の翻訳、フェイスブックやブログ記事の執筆、記者会見や講演会、総会の準備・運営、仲間のインターンと協力してのイベント企画など、さまざまな仕事を果たしました。

今年7月に実施したセミナー「消費と人権:あなたのスマートフォン、『児童労働』につながっていませんか」では、イベントの広報、運営を手伝いました!イベント終了後には、ゲストスピーカーやアムネスティ日本の職員、ボランティアメンバー全員で記念撮影。私は後列の最左にいます。


中でも印象に残っている仕事は、アムネスティのキャンペーン「北朝鮮:家族の声をつなげ!Connection Denied」に取り組んだことです。

悲惨な人権状況が続く北朝鮮ですが、アムネスティは同国から逃れ、韓国や日本で暮らす17名に聞き取りをし、今年3月に発表した報告書で、国外との通信規制が強化され苦境に追いやられる家族の状況を明らかにしました。

報告書発表時、日本では、東アジア地域事務所のニコラ・ベクラン所長とアーノルド・ファン調査員を招いて、記者会見や関連団体との意見交換会を実施しました。僕は、報告書を日本語に翻訳したり、ゲスト2人のアテンド、記者会見の準備と運営に携わりました。

3月の報告書「禁じられた通信~北朝鮮における徹底的な通信規制」発表記者会見でのニコラ所長(中央)・アーノルド調査員(右)・若林秀樹事務局長(左)


翻訳はとても難しく、ただ単に日本語にするのではなく、専門用語やその問題にある背景を十分に理解し、正確な情報にして伝える必要性を痛感しました。意見交換会では、英語で交わされる議論についていけず、自分と国際社会で活躍する人との間にあるとてつもない程の距離を感じました。

でも、この経験で、私のモチベーションはさらに高まりました!

「この距離を必ずゼロにする」

この気持ちを胸に、業務にあたっている中で、当初の自分の問いへの答えを見つけることができました。

それは・・・

「政府の一人として、日本をはじめ世界にある人権問題をなくことに貢献したい」

ということ。

多くの場合、政府は人権侵害を行う側です。一方、市民の人権を守る責任をもち、事件侵害を防ぎ、なくすことができるのも国です。だからこそ、その一員となり、中から人権問題に取り組む意義がある、と考えたのです。

Change from inside(中から変えろ)」

これは、私の夢をニコラ所長に話したとき、彼が私に残した言葉です。

今は、自分が何をしたいのか、を答えることができるようになっただけです。これからは、この答えを具現化していきたいと思います。

インターンを通して、大きな、大きな収穫を得ることができました。
ここで学んだことを将来、必ず活かしていきます。

アムネスティ日本の事務局長と職員の方、インターンを通して知り合ったすべての皆さま、そしてこのブログを読んでくださっている読者の方々、本当にありがとうございました。

インターン修了証書をもらいました!スーパーバイザーの職員・山下さんと一緒に。

2016/08/04

インターン4人で一からイベント企画! 国籍を失くしたドミニカの子どもたちの状況を伝えたアムネスティ・カフェ&バー

こんにちは!アムネスティ日本でインターンをしている山口です。

7月8日(金)、ワインやコーヒーを飲みながら人権について語り合うカフェ&バーがアムネスティ日本・東京事務所で開催されました。今回のテーマは「南米・ドミニカ共和国の無国籍の子どもたち」。
実はこのイベント、今、アムネスティ日本で活動しているインターン4人で一から企画して、作り上げました!
「身分証明書がなくて、
大好きな野球をやめなければならなかった」

-国籍と同時に夢を奪われた少年


ドミニカでは、隣国ハイチから移住してきた人やその子孫が大勢います。これまで政府は親が外国籍であっても、非正規移住者であっても、自動的にドミニカ国籍を認めていました。しかし、2013年にこの方針を変え、過去に遡って、彼らの国籍を認めないことにしたのです。政府から国籍を奪われ人たちは、教育や社会保障を受けられなくなりました。

こうした状況の中、私と同じくらいの年齢の子が、身分証明書がないために、学校へいけない、少年のように夢をあきらめなければならなくなってしまった事態を知り、驚きました。


「もっと若い世代にこの問題を知ってほしい!」そんな想いからこのインターン企画を始動しました。
初めは、どのようなイベントにしたらいいのか、なかなかいいアイデアが浮かばずに、苦戦しましたでも、インターンで議論を重ね、職員の方からもアドバイスをもらいながら、少しずつ充実した内容を練り上げることができました。


そして当日・・・
予定時刻になっても全然人数が揃わず、正直、焦りました(苦笑)。
「このまま参加者数が増えなかったらどうしよう・・・」
そんな不安がよぎりましたが、徐々に人も集まってくれた、ほっとしました!

 インターンの中川さんのアムネスティの活動を紹介するプレゼンテーションや、無国籍となったドミニカの子どもたちの状況を伝える職員・山口薫さんのお話には、参加者一人ひとりが真剣に耳を傾けていました。私もファシリテーターとして参加者の方々の前で話し、イベントをサポートすることができました。

参加者と話す職員・山口薫さん、インターンの中川さんと私。

当日は、「日本にいる私たちにできること」について、ワインやコーヒーを飲みながら、参加者10名の方と意見を出し合い、活発な議論をすることができました。中には、ドミニカで働いていた元JICA職員や海外での暮らしが長い方もいらっしゃって、私自身、イベントで学び得るものがたくさんありました。
当日は、参加者みんなでボードを製作し、ドミニカの子どもたちへ応援メッセージを届けました!「日本から応援しています」など、日本語やスペイン語で一人ひとりが想いを込めてメッセージを書きました。


実はこのカフェ&バーは、私がアムネスティ日本のインターンとして担当する最後の大きなイベントでした。このイベントの企画から実施までを、リーダーとして、最後まで携わることができ、うれしく感じております。この経験を通して、また一歩、成長することができました。

当日、イベントにお越しくださった皆さま、貴重な機会をくださった職員の方、そしてこの企画実現のためにサポートしてくれたインターンの仲間たち!本当に、ありがとうございました。

残り短いインターン生活ですが、最後まで全力で業務に励みたいと思います!

2016/07/05

渋谷教育学園でのワークショップ

こんにちは!インターンのAnnaです。
先日、渋谷教育学園高校でのワークショップを担当させていただくという貴重な機会をいただいたので、その様子をお伝えしたいと思います。


前半は若林事務局長による講演。
真剣に聞き入る高校2年生たち


後半は「児童労働」「難民問題」「女性の人権」という3つのクラスに分かれてワークショップを行いました。
私の担当クラスでは「女性の権利」、特に「少女の強制結婚」というテーマを取り上げ、生徒たちにディスカッション・発表をしてもらいました。

15歳以下で強制結婚させられる少女は世界中で毎年1,420万人。
地域の慣習であるということや、貧困のためほかに手段が無いということを考えると、「これは女性の人権侵害だ」という結論を押し付けるだけでは解決できない難しさがあると思います。

しかし私が一番の問題だと感じたのは少女たちは幼いころから家庭でも社会全体でも、男児に劣る存在として扱われ、自らを社会の底辺に置くように教え込まれるということです。自分の本当の能力を知る可能性は誰にでも与えられるべきだし、自分の可能性を知った上で何を選択するかは、少女たちに委ねられるべきです。

「慣習」というのは外部の誰かに変えることを押し付けられるよりも、それに不満を持った当事者たちが少しずつ変えていくことが一番自然な形だと私は思います。
これは途上国の少女たちに限った話ではなく、社会や慣習に流されず自分で判断すること、その判断材料としての教育の重要性をあらためて感じました。

今回ワークショップを担当するにあたって、私もこのテーマについて真剣に考えるとても良い機会になりました!

アムネスティのインターン
ではこのように日々、色々なことを考える貴重なインプットを得られますよ^^

ワークショップの様子

講演終了後に皆でレッドカードアクション









2016/05/23

アースデー 2016で 「児童労働」をなくすためのアクションを実施!

こんにちは。インターンの山口です。

4月22日の「アースデー」は、地球が抱えるさまざまな問題について知ってもらい、一人ひとりに行動をとってもらおうと、アメリカの議員が1970年に宣言して、誕生した日です。

以来、アースデーでは、環境団体だけでなく「人と生物、地球、人と人とのコミュニケーション問題」に取り組む団体が、地球問題の関心を高めるための多彩なイベントを世界各地で行っています。

今年、東京でもアースデーを祝したイベントが代々木公園で開催され、アムネスティも日々の活動を紹介するためにブースを出展しました。

今回は、アフリカ・コンゴ民主共和国での採掘にまつわる人権問題を伝え、状況改善に向けた署名や写真アクションを実施しました。




私たちが日々利用しているスマートフォンには、コバルトというレアメタルが使われています。その大半はコンゴで産出されていますが、このコバルトを採掘するために、多くの労働者たちが、死亡事故が頻出するような危険な鉱山で働かされています。中には子どもたちもいます。 

1日12時間も働き、子どもたちが貰える賃金はたったの100円~200円です。コンゴ産のコバルトは、複雑な調達過程を経て、日本も含め世界中の企業に提供されています。


現在、アムネスティは、世界中で署名を集めています。生産過程で人権侵害がないよう、各国政府が企業に対してきちんと指導するよう求めています。また、この問題にきちんと目を向けるよう、各企業に写真でメッセージを届けています。

私も「少しでも力になりたい」と思い、「アースデー」の参加者に、アムネスティの一員としてこの問題を一人ひとりに説明し、署名や写真アクションへの参加を呼びかけました。

この活動は想像以上に大変でその難しさを痛感しましたが、同時にとても有意義な時間を過ごすことができました。

アクションに参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

                                  



★署名は今もオンラインで集めています

下記URLから参加できますので、
賛同いただける方は、是非ともご協力ください!

スマートフォンの陰に児童労働!?企業はきちんと責任を持って!」

2016/05/05

インターンをおえて~伏木編~

こんにちは、インターンの伏木です。
最近暑いですね。ときどき、服の袖をうっとうしく感じます。笑

こうして季節の移り変わりを感じると、白い息を吐きながら、暗くて寒い御茶ノ水駅までの坂道を登って帰っていた頃を思い出し、半年が過ぎたなあ、と実感できるような気もします。

半年間、アムネスティのインターンブログを毎週更新し続け、アムネスティ職員、インターン、ボランティア、ユース、たくさんの方々にご協力して頂き、合計24の記事を投稿することができました。


インターンをはじめた当初、人権問題に対する漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、今考えるとそれは“ふつう”のことだったと思います。 私は日本に生まれ、健康に育ち、学校に行き、言いたいことを言い、やりたいことをやり……自分が生まれながらに持っている権利を奪われたことはないと思います。

そして今、人権問題が世界から無くなる日が来てほしい、と心から思っています。 「教育を受けられない子どもたちは可哀そう」「拷問は酷いもの」「難民は苦しんでいる」、だから助けなくてはいけない。それだけではなく、「世界中のすべての人々“ふつう”の日常を過ごす権利を持っているのだから、どんな理由があろうとその権利を奪われているのはおかしい」と考えるようになりました。

昨年訪れたラオス、山の中の学校
半年間アムネスティに関わり続け、職員の方々はじめたくさんの出会いがあり、このブログがあったからこそ学べたこと、楽しかったことがたくさんあったと思います。

これからも私は、自分が持っている“人権”を自分のためだけのものと考えるのではなく、自分の周りの人たちやそれを持つことができない人たちと分け合うイメージで、日々を過ごしていきたいなあと思います。

アムネスティの職員さんはじめ、インターンで関わった方々、このブログを読んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。


伏木


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2016/04/28

インターンは見た…!伏木編 ~子どもの権利、本当に守られている?~


こんにちは。インターンの伏木です。


突然ですが、今回は…「子どもの権利」について考えたいと思います!(笑)

昨年ラオスで、子どもの身長・体重を測ったりする身体測定の活動に参加して、
体重を測らなくとも明らかに手足が細く、栄養失調状態にある子どもや
言葉が通じず、視力測定ができない少数民族の子どもたちを目の前にしました。

ラオスでは学童の子どもに栄養失調がしばしば見られますが、子どもの栄養失調は知能の発達にも影響する可能性があり、学校教育を受ける際の集中力や学習能力を低下させるなど、生涯にわたり彼らの人生に影響を残します。
ラオスの学校にいた子どもたち
世界には1989年11月20日に国連総会で採択された「児童の権利に関する条約」
通称、「子どもの権利条約」があります。

世界中のすべての子ども(18歳未満)たちがもっている“権利”についての54条の条文があり、大きく4つの柱があります。(ユニセフ子どもの権利条約についてより)

「1 生きる権利」 防げる病気などで命を奪われない、適切な治療を受けられることなど。

「2 育つ権利」 教育を受け、休んだり遊んだりできること。思想の自由が守られ、自分らしく育つことができることなど。

「3 守られる権利」 あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること。障がいのある子どもや少数民族の子どもなどは特に守られることなど。

「4 参加する権利」 表現の自由、結社の自由、自由な活動を行ったりできるなど。
視力測定の説明を一生懸命のぞく
2015年10月現在、196の国と地域がこの条約を締結しています。
しかし、世界中でこうした子ども達の権利は守られていないのが現状だと、実感しています。

そうした現状を作り出しているのは、大人です。
子どもの権利は子どものための権利ですが、それを守らなくてはならないのは大人です。

例えばあなたが使うスマートフォンには、あなたが着ている衣服には、「児童労働が関係していない」と断言することはできますか…?
きっと“他人事”な話ではないのです。


伏木



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オンライン署名にご参加ください!
★アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/drc_201603.html

携帯電話やノートパソコン、カメラに欠かせない資源の一つ、コバルト。
その主要産出国であるコンゴ民主共和国では、
労働者や子どもたちが、日々、過酷な環境でコバルトを採掘しています。
時には命を落とすことさえあります。

コンゴ産コバルトは、何社もの手を経て、
最終的にアップルやマイクロソフト、ソニーなどの製品で使われています。
調達過程で人権侵害がないように努めるのは、
企業はもちろん、企業のある国の責任です。

日本政府が企業を指導するとともに、採掘労働者たちの過酷な労働環境を改善し、
児童労働をなくすためにコンゴ政府を支援するよう、安倍総理大臣に求めてください。

アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/drc_201603.html

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